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(また言えなかった。)
夫に「ちょっと話したいことがあるんだけど」って言おうと思ったのに、食卓でスマホを見ながら味噌汁をすする背中を見て、喉の奥に言葉が引っ込んだ。言ったところで「またかよ」とか「俺にどうしろと」って言われるのが目に見えてたから。
親の介護が始まって半年になる。母は認知症の初期。同じことを何度も聞くし、財布をなくしたっていうから探したら冷蔵庫の中から出てきた。仕事は時短にしてもらったけど、それでも毎日ギリギリ。子どもの送り迎え、病院の付き添い、学校の行事。ひとりでやってる感覚がずっとある。
夫は「大変だな」とは言う。でも「俺もやるよ」とは言わない。
(そうだよね。言えないよね。だってあなたの親じゃないもんね。)
長女が先週、学校で友達に「お母さん、疲れてる?」って聞かれたらしい。8歳の子に心配される私って何なんだろう。夜泣きじゃなくて、夜中に一人でトイレに座って涙が出た。次の日、瞼が腫れてたけど気づかれなかった。
そんなある日、幼稚園のママ友に「最近つらそうだね」って言われた。その人が「私も去年、親の介護で限界だったとき、電話占い使ってみたんだよね」って教えてくれた。最初は「占い?」と思った。正直言うと、怪しいと思った。お金もかかるし。
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でもその友達は前よりずっと元気そうだった。だから「試しに」と思って、電話占いヴェルニってサービスをスマホで調べてみた。サイトを見たら、有名な占い師が何人も在籍してるらしい。口コミも悪くなかった。
で、思い切って申し込んだ。最初は緊張した。電話の向こうの占い師さんに「こんにちは」って言うとき、声が震えてたと思う。でも「お疲れ様です」って優しく言われて、なぜか涙が出そうになった。
占い師さんは私の生年月日とか、今の状況を聞いてくれた。「あなた、全部抱えすぎてるね」って言われた。当たり前のことかもしれないけど、誰かに言われるとすごく響いた。「お母さんとして、嫁として、あなたも一人の人間だよ」って。
(そうだよね。私、自分のこと、置き去りにしてた。)
電話は20分くらい。料金は3000円ちょっと。最初は「高いな」と思ったけど、カウンセリングみたいな感覚で、話すだけで肩の荷が下りたのがわかった。占い師さんが「あなたはもっと周りに頼っていい人」って言ってくれて、その言葉がずっと残ってる。
あれから2週間。まだ何も劇的に変わったわけじゃない。でも少し変わったのは、夫に「今日は私、しんどいから、子どもをお風呂に入れてほしい」って言えたこと。言えた自分に驚いた。夫は嫌そうな顔をしたけど、でもやってくれた。それだけでも違う。
親の介護も、子育ても、夫婦のことも、全部「私がなんとかする」と思ってたのかもしれない。一人じゃないって思えたのは久しぶりだった。
もし今、家族のことで誰にも言えずに一人で頑張ってる人がいるなら、たまには誰かに話すのも悪くないと思う。私が使ったのは電話占いヴェルニっていうサービス。気になる人は一度試してみてほしい。話すだけでも、ちょっとだけ軽くなるから。
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